俺はお前だけの王子さま
結局、昼を食べた後
ヒロキはあのペースで
いつものように少し強引に渡瀬を連れ出してしまった。
残された俺と夏木は
パラソルの下でぼんやり海を眺める。
行き交うカップルや子供。
かき氷をシャクシャクいわせながら、夏木が言った。
「王子くんてさぁ」
「あ?」
「知れば知るほど、なんか想像と違ったよね。」
「…は?」
「って愛子がよく言ってるよ」
俺が夏木を見ると
夏木はニコッと笑顔を見せた。
…なんだそりゃ?
良い風に捉えていいわけ?
「…そりゃ、どーも。」
俺の返事に
またニコニコ笑う夏木。
俺はそんな夏木を見ながら
夏木という女についてぼんやりと考えていた。
ヒロキはあのペースで
いつものように少し強引に渡瀬を連れ出してしまった。
残された俺と夏木は
パラソルの下でぼんやり海を眺める。
行き交うカップルや子供。
かき氷をシャクシャクいわせながら、夏木が言った。
「王子くんてさぁ」
「あ?」
「知れば知るほど、なんか想像と違ったよね。」
「…は?」
「って愛子がよく言ってるよ」
俺が夏木を見ると
夏木はニコッと笑顔を見せた。
…なんだそりゃ?
良い風に捉えていいわけ?
「…そりゃ、どーも。」
俺の返事に
またニコニコ笑う夏木。
俺はそんな夏木を見ながら
夏木という女についてぼんやりと考えていた。