俺はお前だけの王子さま
和やかな空気が少し凍りついた。


「は?春お前なに言ってんだよ!?」


ヒロキが少し慌てる。


「渡瀬さんごめん。コイツまじでツンデレでさ」




ツンデレじゃねえし。



俺に話ふった事、後悔させてやる。


後悔したら
二度と話をふるんじゃねえ。



「本当のことを言ってんだよ。その米なに?ケチケチしやがって」


ダイエットでもしてんのかよ?って感じの弁当。



俺の言葉に渡瀬の顔が赤くなる。




なんだよ?

泣くの?

これだから女子はめんどくせぇ


泣くなら泣けよ。


そしたらヒロキが慰めりゃいい。




だけど渡瀬は言った。


「今、節約してるんだ。
よく分かったね!恥ずかしい…」


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