俺はお前だけの王子さま

ヒロキとの会話

家に帰ると夕飯が用意されていた。


家政婦の山ちゃんこと、山田さんと二人で食卓を囲む。


山ちゃんは俺がヒロキ以外にも、つるむ相手が出来たことを喜んでいて、今日の海も歓迎していた。


「春ちゃんも家庭教ばかりじゃねぇ…」


にこやかに微笑む山ちゃん。


不在がちな両親に代わり小さい頃から俺の親代わり&専属の家政婦みたいな山ちゃんは

いまだに俺を春ちゃんと呼ぶ。


「今度、ここにも来て頂いたらどうですか?」


俺に友達ができるのが、よほど嬉しいらしい。


「あ~…その内に。」


てか、女ってことは伝えてないけど、そこは言うべきか…?


まぁ、またでいいか。


「ごちそうさま」


食事を終えシャワーを浴びると少し肌がヒリヒリした。


鏡を見ると、思ったより日焼けしていた。


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