俺はお前だけの王子さま
「渡瀬さん」
ヒロキは今日も渡瀬の机に向かう。
「新商品買っちゃったから今日も一緒に食わない?」
爽やかな笑顔。
弁当を開く前の渡瀬は少し戸惑ったように一緒にいる夏木を見た。
「私はいいよ」
夏木は少し頬を染めてヒロキと俺を見る。
あほらしい。
勘違いすんな。
俺は嫌々なんだよ…。
屋上に上がると
空は今日も広く晴れ渡っている。
「王子くん」
「…あ?」
俺は渡瀬を見る。
渡瀬は今日もショボい弁当。
「今日委員の集まりあるよ」
「………」
だから何?
なんで俺が行かなきゃなんねぇの。
渡瀬1人いりゃ十分じゃね―?
そんな俺の心を読み取ったのか
俺が反論する前にヒロキが笑顔で答えた。
「コイツは必ず参加させるから渡瀬さんは安心して!」
ヒロキの笑顔に渡瀬も笑顔で頷いた。
ヒロキは今日も渡瀬の机に向かう。
「新商品買っちゃったから今日も一緒に食わない?」
爽やかな笑顔。
弁当を開く前の渡瀬は少し戸惑ったように一緒にいる夏木を見た。
「私はいいよ」
夏木は少し頬を染めてヒロキと俺を見る。
あほらしい。
勘違いすんな。
俺は嫌々なんだよ…。
屋上に上がると
空は今日も広く晴れ渡っている。
「王子くん」
「…あ?」
俺は渡瀬を見る。
渡瀬は今日もショボい弁当。
「今日委員の集まりあるよ」
「………」
だから何?
なんで俺が行かなきゃなんねぇの。
渡瀬1人いりゃ十分じゃね―?
そんな俺の心を読み取ったのか
俺が反論する前にヒロキが笑顔で答えた。
「コイツは必ず参加させるから渡瀬さんは安心して!」
ヒロキの笑顔に渡瀬も笑顔で頷いた。