俺はお前だけの王子さま
放課後

俺は委員の集まる教室へ向かう。


廊下を歩きながら、当たり前のようにヒロキも横にいるけど


そもそもお前委員じゃないし…


「ヒロキも参加すんのかよ」


「おう!渡瀬さんとお約束したし。」


にやにやと笑うヒロキ

鼻の下がのびてやがる。


「…だったら俺の代わりにいっそお前が委員になれよ」


「はぁ?俺は渡瀬さんのお側に行けりゃ良いわけ。集まりには行くけど仕事はしねぇ」


「…………」


とことん渡瀬狙いかよ。


「これからどうすんだよ。
なんか妬いてたっぽいしもう良いんじゃねーの?」


俺はいい加減ゆっくり昼を過ごしたい。



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