俺はお前だけの王子さま
王子 春馬・side
ヒロキからのhelp
8月中旬
渡瀬がうちに通い初めて3週間が経っていた。
俺は風呂上がりの濡れた髪をぐしゃぐしゃと拭きながら、ベッドに腰をかけた。
汗が流れる。
むし暑いのは嫌いだがクーラーもあんま好きじゃない。
部屋の窓を全開にすると生ぬるい夜風を感じた。
冷たい水を一口飲むと
俺は枕元に放置した携帯を手にした。
画面を開くと
《新着メール 3通》
気だるい体勢で
カチカチと受信Boxを開くと
差出人は、母親と渡瀬とヒロキだった。
1件目
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TO:春馬さん
元気にしていますか?
こちらは先程、帰国して今はひとまずホテルにいます。
明日会えるの、お父様も私も楽しみにしています。
お土産楽しみにしていてね(^^)
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久しぶりの親からの連絡。
若干、対応に戸惑う。
「………」
とりあえず返事はスルーでいいか。
どうせ明日、会うんだし。
渡瀬がうちに通い初めて3週間が経っていた。
俺は風呂上がりの濡れた髪をぐしゃぐしゃと拭きながら、ベッドに腰をかけた。
汗が流れる。
むし暑いのは嫌いだがクーラーもあんま好きじゃない。
部屋の窓を全開にすると生ぬるい夜風を感じた。
冷たい水を一口飲むと
俺は枕元に放置した携帯を手にした。
画面を開くと
《新着メール 3通》
気だるい体勢で
カチカチと受信Boxを開くと
差出人は、母親と渡瀬とヒロキだった。
1件目
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TO:春馬さん
元気にしていますか?
こちらは先程、帰国して今はひとまずホテルにいます。
明日会えるの、お父様も私も楽しみにしています。
お土産楽しみにしていてね(^^)
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久しぶりの親からの連絡。
若干、対応に戸惑う。
「………」
とりあえず返事はスルーでいいか。
どうせ明日、会うんだし。