俺はお前だけの王子さま
「えぇ~?!」
想像もしていなかった展開に
思わず大きめな声が出てしまった。
加奈子が水梨くんを気になっていたのは知っていたけど…
「付き合ってたんだ…」
驚きを隠せない私に加奈子は手を合わせて謝った。
「ごめんね。もっと早く言いたかったけど直接言いたくて…」
「ううん、本当にびっくりしたけど…嬉しいよ」
加奈子は私を上目遣いでみた。
「…ほんと??」
「うん。だって加奈子ずっと水梨くんを好きだったもん…加奈子の優しさが水梨くんを動かしたんだね!」
加奈子の気持ちは私も少なからず感じていた。
水梨くんを本当に好きなこと。
だからこそ私と水梨くんを見て辛かっただろうこと。
なのに変わらず、私の傍で笑ってくれていたこと。
優しい加奈子にどれだけ私が救われたか。
私の笑顔に加奈子が少し涙ぐんだ。
「うん…ありがとう。私ほんとはずっと愛子が羨ましくて…」
「うん…。」
「それに…付き合ったけど本当は愛子のことまだ忘れてないんじゃないかとか…考えちゃう自分もいて…」
「うんうん」
「ごめんね。」
加奈子はナフキンで目頭を押さえた。
「だけどヒロキと同じくらい
愛子が好き…だからこれからも一緒にいたい」
想像もしていなかった展開に
思わず大きめな声が出てしまった。
加奈子が水梨くんを気になっていたのは知っていたけど…
「付き合ってたんだ…」
驚きを隠せない私に加奈子は手を合わせて謝った。
「ごめんね。もっと早く言いたかったけど直接言いたくて…」
「ううん、本当にびっくりしたけど…嬉しいよ」
加奈子は私を上目遣いでみた。
「…ほんと??」
「うん。だって加奈子ずっと水梨くんを好きだったもん…加奈子の優しさが水梨くんを動かしたんだね!」
加奈子の気持ちは私も少なからず感じていた。
水梨くんを本当に好きなこと。
だからこそ私と水梨くんを見て辛かっただろうこと。
なのに変わらず、私の傍で笑ってくれていたこと。
優しい加奈子にどれだけ私が救われたか。
私の笑顔に加奈子が少し涙ぐんだ。
「うん…ありがとう。私ほんとはずっと愛子が羨ましくて…」
「うん…。」
「それに…付き合ったけど本当は愛子のことまだ忘れてないんじゃないかとか…考えちゃう自分もいて…」
「うんうん」
「ごめんね。」
加奈子はナフキンで目頭を押さえた。
「だけどヒロキと同じくらい
愛子が好き…だからこれからも一緒にいたい」