俺はお前だけの王子さま
――――――…
気が付けば
校庭にある大きな銀杏の木は
黄色に色づき始めていた。
秋になる頃には、質問攻めにあうようなことはもう無くなっていた。
人の噂も49日とか
小さな嫌がらせはまだあるけど私みたいな普通の子が王子くんと付き合ってるんだ。
ある程度、嫉妬されるのは仕方ないのかもしれない。
認めてもらえたら嬉しいけど…
教室の窓際に座る王子くんは、授業中気だるく外を眺めている。
そんな王子くんをこっそり眺めている私。
整った王子くんの横顔。
かっこいい…
昨日まで半袖だった王子くんのカッターシャツが今日は長袖に変わっていた。
王子くんが頬杖をつきながら
大きなあくびをする。
最近の王子くんはやたら眠そう…
王子くんをよく知らない頃ならなんてやる気がない人だろうって思ってた。
だけど今は、心配になる。
恋の欲目もあるけど…
もしかしたら渡米に向けて家庭教が増えたのかな、とか
ストレスで寝れないのかなとか
いろいろ考えてしまう。
そんな事を王子くんに言ったらまた余計な心配だと言われてしまった。
だけどやっぱり心配だよ。
気が付けば
校庭にある大きな銀杏の木は
黄色に色づき始めていた。
秋になる頃には、質問攻めにあうようなことはもう無くなっていた。
人の噂も49日とか
小さな嫌がらせはまだあるけど私みたいな普通の子が王子くんと付き合ってるんだ。
ある程度、嫉妬されるのは仕方ないのかもしれない。
認めてもらえたら嬉しいけど…
教室の窓際に座る王子くんは、授業中気だるく外を眺めている。
そんな王子くんをこっそり眺めている私。
整った王子くんの横顔。
かっこいい…
昨日まで半袖だった王子くんのカッターシャツが今日は長袖に変わっていた。
王子くんが頬杖をつきながら
大きなあくびをする。
最近の王子くんはやたら眠そう…
王子くんをよく知らない頃ならなんてやる気がない人だろうって思ってた。
だけど今は、心配になる。
恋の欲目もあるけど…
もしかしたら渡米に向けて家庭教が増えたのかな、とか
ストレスで寝れないのかなとか
いろいろ考えてしまう。
そんな事を王子くんに言ったらまた余計な心配だと言われてしまった。
だけどやっぱり心配だよ。