俺はお前だけの王子さま
いきなりの王子くんの腕の中で私の心拍数は一気に上がる。


え…え?

きゅ…急に??


「お…王子くんどうしたの?」


恥ずかしくて慌てた私は思わず王子くんに聞いた。


「は?」


王子くんは首を傾げる。


私は赤くなりながら王子くんの腕の中であたふた訴えた。


「だだ、だって…王子くんが…こんなこと急にするなんて…変だよ」


そう、変だよ。


確かにキスは済んだ仲だけど…


普段滅多に手も繋がなかった人が、部屋に入ったとたんいきなり…


だ…抱きしめたりするなんて…











< 404 / 558 >

この作品をシェア

pagetop