俺はお前だけの王子さま
王子くん…


久しぶりに触れあう私と王子くん。


王子くんのキスからは優しい気持ちが伝わってくる。


普段あんまり恋人らしいことをしない王子くんだけど…


むしろ無愛想で冷たい王子くんだけど…


だからこそ、こういう時間は余計にドキドキする。


愛しさが一気に込み上げて
甘い感情が胸に広がる。


王子くん大好き――…



だけど同時に

愛しさを感じる程に…

幸せを感じる程に


切なくなるのはどうしてかな。


こんなに近くにいるのに…


本当に1年半後には離れちゃうのかな。


王子くん

王子くん…


私は王子くんのシャツの胸元をキュッと掴んだ。


シャツの上からも、王子くんの熱い鼓動を感じる。


王子くん…


切ないよ






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