俺はお前だけの王子さま
HRが終わりに近付いた頃
桂先生は王子くんの席に目をやるとため息をついた。
「それにしても…王子の頭の中はどうなっているのか…」
桂先生は私を見た。
「全く、渡瀬に教えて欲しいもんだ」
「え…?!」
桂先生からの予想外のパスに、私は猛烈に顔が熱くなった。
「ははは、冗談だ」
笑う桂先生にクラスの数人も小さく笑った。
私は真っ赤になったまま俯いた
「しかし王子もうまくやったもんだな。渡瀬お前騙されているんじゃないか?」
笑いを取った桂先生は少し調子に乗ったように、さらに突っ込んできた。
「あんな奴はろくでもないぞ」
桂先生の言葉に私は顔を上げた。
「そんな事…ありません」
小さく反論した私に桂先生は首をふった。
「いや、恋は盲目と言ってな。あんな甘やかされて調子に乗った奴はろくでもない。進路表だって平気で無視しおって…まぁ親が食わしてくれるから問題ないのかもしれんが…」
桂先生は嫌みたっぷりに言った。
桂先生は王子くんの席に目をやるとため息をついた。
「それにしても…王子の頭の中はどうなっているのか…」
桂先生は私を見た。
「全く、渡瀬に教えて欲しいもんだ」
「え…?!」
桂先生からの予想外のパスに、私は猛烈に顔が熱くなった。
「ははは、冗談だ」
笑う桂先生にクラスの数人も小さく笑った。
私は真っ赤になったまま俯いた
「しかし王子もうまくやったもんだな。渡瀬お前騙されているんじゃないか?」
笑いを取った桂先生は少し調子に乗ったように、さらに突っ込んできた。
「あんな奴はろくでもないぞ」
桂先生の言葉に私は顔を上げた。
「そんな事…ありません」
小さく反論した私に桂先生は首をふった。
「いや、恋は盲目と言ってな。あんな甘やかされて調子に乗った奴はろくでもない。進路表だって平気で無視しおって…まぁ親が食わしてくれるから問題ないのかもしれんが…」
桂先生は嫌みたっぷりに言った。