俺はお前だけの王子さま
渡瀬はまた自分が注目の的になったことで、肩身が狭いようだ。
だけど桂の件は良い結果ももたらせた。
「実は王子くんと付き合ったことで軽い嫌がらせを受けてたんだけど…」
とある放課後、渡瀬がぽつりと言った。
「今回の件で嫌がらせがなくなったの。これって少しは認められたってことだよねぇ…」
渡瀬は嬉しそうに笑っていた。
つーか…
「嫌がらせってなんだよ」
俺、聞いてねぇし
突っ込む俺に渡瀬は少し慌て訂正する。
「あぁ、それは全然たいしたことじゃないんだよ?ちょっとね…?」
そんな渡瀬に俺はため息をつく
「…そういう事は言えよ」
「うん、ごめん」
認められたことが余程嬉しいのか…
渡瀬は一言謝ると小さく舌をだしてまた笑った。
そんな噂もしばらくすると消え
穏やかに時間だけが過ぎた。
そして俺たちは3年生になった。
だけど桂の件は良い結果ももたらせた。
「実は王子くんと付き合ったことで軽い嫌がらせを受けてたんだけど…」
とある放課後、渡瀬がぽつりと言った。
「今回の件で嫌がらせがなくなったの。これって少しは認められたってことだよねぇ…」
渡瀬は嬉しそうに笑っていた。
つーか…
「嫌がらせってなんだよ」
俺、聞いてねぇし
突っ込む俺に渡瀬は少し慌て訂正する。
「あぁ、それは全然たいしたことじゃないんだよ?ちょっとね…?」
そんな渡瀬に俺はため息をつく
「…そういう事は言えよ」
「うん、ごめん」
認められたことが余程嬉しいのか…
渡瀬は一言謝ると小さく舌をだしてまた笑った。
そんな噂もしばらくすると消え
穏やかに時間だけが過ぎた。
そして俺たちは3年生になった。