俺はお前だけの王子さま
「ヒロキの事はすっごく好きなんだけど…」
加奈子はためらいがちに言った。
「やっぱりせめて1年は働いてからにした方が良かったんじゃないかなぁとか…色々不安になってきて。」
「うん」
「愛子も一年目は精神的に結構病んでたじゃん?それにさらに結婚なんて…私もだけどヒロキ、プレッシャーに弱いし…」
「ん―…」
加奈子の言葉に私は働きだした当初を思い出した。
確かに最初の一年…特に半年くらいはキツかった。
右も左もわからず覚えることだらけ、
今でこそ仲の良い上司とも最初はうまくいかず対人関係でも悩んだっけ。
さらに王子くんが居なくなり、それが慣れなくて淋しくてたまらなかった。
今も寂しさに慣れた訳じゃないんだけど…
あの頃は仕事帰りに一人でよく泣いていた。
加奈子はためらいがちに言った。
「やっぱりせめて1年は働いてからにした方が良かったんじゃないかなぁとか…色々不安になってきて。」
「うん」
「愛子も一年目は精神的に結構病んでたじゃん?それにさらに結婚なんて…私もだけどヒロキ、プレッシャーに弱いし…」
「ん―…」
加奈子の言葉に私は働きだした当初を思い出した。
確かに最初の一年…特に半年くらいはキツかった。
右も左もわからず覚えることだらけ、
今でこそ仲の良い上司とも最初はうまくいかず対人関係でも悩んだっけ。
さらに王子くんが居なくなり、それが慣れなくて淋しくてたまらなかった。
今も寂しさに慣れた訳じゃないんだけど…
あの頃は仕事帰りに一人でよく泣いていた。