俺はお前だけの王子さま
謝る加奈子に私は笑顔を見せた。


「だけど私はあの時期を乗り越えてまた強くなれた気はするんだ。加奈子の悩みも全然贅沢とか思ってないよ」


私の言葉に加奈子はありがとうと言った。


「それにしても加奈子と水梨くんの結婚式めちゃくちゃ楽しみだよ~」


私は本心からそう言った。


「加奈子と水梨くんなら大丈夫だよ。絶対乗り越えていける」


「大丈夫かな…?」


「うん!きっと大丈夫だよ」


私の言葉に加奈子はようやく笑みをみせた。


「てか愛子、久しぶりに王子くんに会えるね?」


加奈子の言葉に私は少し赤くなる。


「愛子と王子くん会うの卒業以来だよね?ほんとあり得ないわ~」


「う―ん、王子くん忙しいもん」


「それにしてもだよ~お互いよく頑張ってるよね」


「えへへ」


私と加奈子は笑いあいその後もしばらくガールズトークを楽しんだ。


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