俺はお前だけの王子さま
「………」


そんな私を王子くんはヒョイと持ち上げた。


「お…王子くん…」


お姫さま抱っこをされた私は王子くんの胸にしがみついた。


もう既にヘロヘロな私


「ん…?」


王子くんは私を優しくベッドに寝かせた。


やたら大きくてふかふかのベッド


「おてやわらかに…お願いします…///」


私は王子くんの下で恥ずかし過ぎて両手で顔をおおった。


「なんか私…おかしいの…」


おかしいの…


自分が自分じゃないみたいなんだよ…


そんな私に、王子くんは小さく口元をゆるめた。



「渡瀬…好きだよ」














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