俺はお前だけの王子さま
――――…


「王子くん……なんかお腹がぐにゃぐにゃする」


「いくらなんでも…気が早すぎだろ」




キスの嵐のあと、俺の言葉に隣で眠る渡瀬が笑う。


「王子くん、嬉しい?」


「あ…?そりゃ…///」



「王子くんの子供なら絶対にかわいいよね」


「…お前に似たら貧乏臭くなるかもな」


「……ひど」


「嘘に決まってんだろ。いちいち凹むな」


「………///」




「王子くん…」


「あ?」


「呼んだだけ」


「……もう寝る。眠い」






「王子くん…」


「…あぁ?」


「呼んだだけ///」





「……お前やっぱりして欲しいの?」


「ちが…!!////」












この命がある限り


俺はお前だけの王子さま――…




★fin★
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