俺はお前だけの王子さま
眼鏡を外すと


俺はゆっくりと愛子をベッドに押し倒した。



「え…え?質問?あ、あぁ、そりゃ私もあなたとじゃなきゃ」


よく喋る愛子の口


「っ……」



それを俺は、優しくキスでふさいだ。



こうやって、優しく甘く何度も唇を重ねていると


愛子はようやく静かになる。




力の抜けた愛子から俺はゆっくり唇を離した。



「あなた、じゃなくて。名前で呼べよ」



俺は上から愛子を見る。


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