俺はお前だけの王子さま
HRの時間
修学旅行の委員を決めることになった。


ダルい。

修学旅行とかどうでも良いし
委員とか絶対やりたくねぇ。


なのにクジを引いたら
当たりだった。


まじで最悪。

めんどくせぇ。


「王子くんがんばれよ―」

ヒロキの笑い声が聞こえる。


「………」


まぁ、委員には決まったけど
俺には関係ない。


集まりとか出る気ないし。


もう一人の女子に任せる予定。


俺は黒板を見る。

俺の名前の横に書かれた名前


“渡瀬 愛子”


…渡瀬ってどいつ?


まぁ誰か知らないけど
後はよろしく。


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