俺はお前だけの王子さま
渡瀬の気持ち
家につくと乱暴に鞄を投げて
ベッドに倒れこんだ。
渡瀬が修学旅行に来ない
別にどうでもいいのに
やたらイライラする…
「………」
家庭の事情…
俺はリビングに降りた。
リビングでは家政婦の山田さんが洗濯物を取り込んでいた。
「山ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど…」
山ちゃんは俺が小さい頃から
うちで家政婦をしているおばさん
俺が心を許せるのは
ヒロキ以外だと、この山ちゃんだけだった。
母親よりも母親らしい人。
「修学旅行って金かかんの?」
俺の言葉に山ちゃんは
引き出しから一枚の封筒を持ってきた。
「春くんの学校から案内が届いていて、ちゃんと振込はしておきましたよ」
俺は封筒から手紙を出して読んだ。
修学旅行の案内と
それにかかる費用、振込先が記載されていた。
ベッドに倒れこんだ。
渡瀬が修学旅行に来ない
別にどうでもいいのに
やたらイライラする…
「………」
家庭の事情…
俺はリビングに降りた。
リビングでは家政婦の山田さんが洗濯物を取り込んでいた。
「山ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど…」
山ちゃんは俺が小さい頃から
うちで家政婦をしているおばさん
俺が心を許せるのは
ヒロキ以外だと、この山ちゃんだけだった。
母親よりも母親らしい人。
「修学旅行って金かかんの?」
俺の言葉に山ちゃんは
引き出しから一枚の封筒を持ってきた。
「春くんの学校から案内が届いていて、ちゃんと振込はしておきましたよ」
俺は封筒から手紙を出して読んだ。
修学旅行の案内と
それにかかる費用、振込先が記載されていた。