俺はお前だけの王子さま
「…………」


なんだよコイツ…


やっぱりめちゃくちゃ
行きたいんじゃねぇのか?


「渡瀬ー…」


俺は渡瀬の方に一歩近付いた。


渡瀬と俺の視線が合う。




と同時に…


ミシ…パキッ


床が鈍い悲鳴を上げ
ついに俺の足元が割れた。


「!!!?」


は…

まじかよ!?



俺は思わず態勢を崩した。


ミシ…ドンッ


「きゃ…!」



不可抗力のハプニングだった。


「!!」


次の瞬間には





俺は渡瀬の上に馬乗りになっていた。



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