俺はお前だけの王子さま
それから結局―…


状況はなにも変わらないまま
時間だけが流れた。


いよいよ修学旅行まで
あと3日



クラスの連中は
いよいよ始まる修学旅行にむけてテンションが上がっているようだ。



だけどそれに反比例するように


俺の胸は
渡瀬の涙を見てから


ズッシリと重かった。



言うだけは言ったんだ。


あとは俺には関係ねぇ…。



なのに、
なんでこんなに気持ちが重いんだ…







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