キミといたくて ~YUI~
亜矢ちゃんと決別してから、1週間が経った。
「ねぇねぇ」
2時間目の授業が終わって、真っ先に真由美の席へ。
「ん?」
彼女はあたしに振り向きながら、机の上にあった水色の紙を、ぺらりと裏向けにした。
「……何書いてたの?」
黒いサインペンを持ったままの彼女。水色の紙がレターセットから出したものだとわかったあたしは、誰に向けて手紙を書いていたのか気になった。
「ん……亜矢にもう一度、謝ろうと思って」
やっぱり。そんな気はしてた。