キミといたくて ~YUI~
「願書を買いに行きたいんだけど、東高の場所がいまいちわからないから、ついてきてほしいの」
「うん、いいよ。じゃあ、その帰りにさ、サイン帳を買いに行ってもいい?」
「あぁ、サイン帳かぁ! あたしも買おうと思ってたの。一緒に行こう!」
真由美は明るく接してくれる。まだ悩んでいるのかもしれないけれど、笑顔で話してくれるの。
ごめんね。
亜矢ちゃんと仲が悪くなったのはあたしのせいだから、責任は感じてるよ。
でも、まだ仲直りはしてほしくないんだ。あたし、卒業までふたりでいたいの。