キミといたくて ~YUI~
「真……」
「もう無理かなぁって」
泣きだすんじゃないかと心配になり、名前を呼ぼうとしたら、真由美は笑って、亜矢ちゃんとの仲直りを諦める。
「亜矢は……もう、このままでもいいって思ってそうだし」
充血した目が涙でにじんでく。どんどん形を歪める彼女の瞳から、目が離せなかった。
「前の手紙は?」
何か言わなきゃ。
「続きは、書いてないの?」
渡すだけでも何かは進展するんじゃないか。そう考えて問いかけた。