キミといたくて ~YUI~
出入口から離れ、廊下の窓際にもたれる。
あたしは亜矢ちゃんが出てくるまでの間、この1ヶ月間を振り返っていた。
“あの子たちとケンカでもしたの?”
真由美がいなかったら、あたしはきっと、この1ヶ月、学校に来るのも苦痛に感じていたはず。
“じゃあ、ストラップは3人のおそろだね!”
あの子は別のグループだったあたしを、すんなり受け入れてくれた。
そばにいてくれたから、あたしはひとりにならずに済んだ。