それぞれのバレンタイン~いつかまた会えたなら~



「どうしたの?」

とりあえず聞いてみた。

「これっ」

彼女は俺にかわいくラッピングされた四角い箱を渡してきた。


「俺に?ありがと、嬉しいよ」


俺はその箱を丁寧にカバンに詰めて、また帰ろうとした。



「あの…ずっと好きだったんです。付き合ってください!!」


後ろから聞こえてくる彼女の…少しハスキーでかわいらしい声。



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