゚。*先輩*。゚
「今日はお疲れさまでした。本番もこの調子で頑張ってください。終わります。」
キーンコーンカーンコーン
話が終わってちょうどよくチャイムが鳴った。
「美波行こ〜」
佐江はだるそうに言った。
「うん。」
そう佐江に答えて歩き出したとき──…
ドンッ…!!
「いったぁ…」
頭に衝撃がはしり私は頭をおさえた。
「大丈夫!?
ごめんっっ!!」
私に謝ったのは先輩の人だった。
「大丈夫です…」
「まじ平気!?」
背の高い先輩を見上げるのは頭の痛い私には辛かった。