過去の秘箱


「このままじゃ絶対ダメよ。叔母ちゃんがいい方法考えてみるよ。今のままだと……襲われかねないよ……手遅れになったら大変な事になるからね」


叔母ちゃん……もう手遅れどころか……全然遅れ過ぎてるよ、現実は………。


でも……言えなかった。


「叔母ちゃん、気持ちは本当に嬉しいんだけど、詩織と遠くに離れる事は……私…絶対に出来ないから…」


叔母ちゃんは心配を残したまま、次の日に帰って行った……近い内に連絡するからと言って……。



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