過去の秘箱


ケータイを開く…メールの受信ボックス…マー君からの今までのメール…その一つ一つを、丁寧に噛みしめながら言葉を拾った。


あんな事もあった、こんな事もあったな……と思い出探しながら涙を流す。


古いメールから順番に読んでいった。


マー君…大好きでした。


でも私…全然恨んでないから。


受験頑張ってね。


今まで優しくしてくれてありがとう。


愛をくれてありがとう。


夜空には満天の星が………あの星になって、マー君を照らしていくね。



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