過去の秘箱


否応なし…仕方ない状況下に置かれた勉強の仕方……授業中は居眠りばかりしている沙織なのに、成績がどんどん上がっていく。


担任やら友達は皆、沙織の事を不思議に思った。


二度起きた悪夢……スーパーマン詩織が助けに来たかのように思えたが……このスーパーマンはまだまだ子供だった。


子供の眠りは深い森。


悪夢は…ずぅ~と続いていく。


いつもの様に正男が寝たのを確認してから、沙織はベッドに潜り込んだ。


守り神が上段にいるので、沙織は安心していた…その日は気が抜けていた。


うつらうつら…寝かけた時、襖の開く音が!


    嘘!


背筋が凍りついた、嘘?


何で?お父さん嘘でしょ?




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