ずっとずっと大好きな人
だって、その時は気が付かなかったんだもん!
まさか、5才の私が大地くんに会ったり遊んでもらったりすると、ドキドキして、ワクワクして、ホカホカする……それが『恋心』の『好き』って気持ちだって……。
6才の時、きぃちゃんと大地くんが結婚して、幸せそうな2人を見てたら淋しくなって、ポロポロ泣いてみんなを困らせた。
今なら分かるけど、『お母さん(的存在)を取られた』と言う感じと、『好きな人が他の人のものになった』と言う感じの、複雑な淋しさだったんだと思う。
子供心に、その時自覚した『大地くんが好き』と言う気持ち。
自分でも甘く見ていた。
そのうち、他に好きな人も出来るだろう……って。