ずっとずっと大好きな人
≪真っ白なグラウンドで≫
「な~んか、変」
ドキッ
なっちゃんが私の顔を覗き込んで、そう言った。
今はお昼休み。
『もうすぐ冬休みに入る=受験の日が近付いている』と言う時期で、教室の中は雑談している人もいるけど、勉強している人の方が多くて、ちょっとピリッとした空気が漂っている。
「な、何が?」
私はお弁当を食べ終わって、別の小さなお弁当箱に入れて持って来たイチゴを素手で摘まんで食べながら、なっちゃんに訊いた。
「剛」
ドキン!
思わず動揺して、視線がキョロキョロと宙をさまよった。
「先月、何かあったでしょ?」
「な、何も、ないよ」
私は、なっちゃんと目を合わせないようにして、もう1つイチゴを口に入れた。
ドキッ
なっちゃんが私の顔を覗き込んで、そう言った。
今はお昼休み。
『もうすぐ冬休みに入る=受験の日が近付いている』と言う時期で、教室の中は雑談している人もいるけど、勉強している人の方が多くて、ちょっとピリッとした空気が漂っている。
「な、何が?」
私はお弁当を食べ終わって、別の小さなお弁当箱に入れて持って来たイチゴを素手で摘まんで食べながら、なっちゃんに訊いた。
「剛」
ドキン!
思わず動揺して、視線がキョロキョロと宙をさまよった。
「先月、何かあったでしょ?」
「な、何も、ないよ」
私は、なっちゃんと目を合わせないようにして、もう1つイチゴを口に入れた。