キミを忘れない
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ふっと目が覚めた。
顔を上げると、担任が
目の前にいる。
「朝から寝るとはお前も
いい度胸だな…。」
担任が怖いくらいの笑顔
で笑って立っている。
「あれ…?
あたし寝ちゃった…?」
一体いつ寝たのか記憶が
曖昧で分からない。
そういえば、朝学校に
着いてから机の落書き
見てたら…。
そこまで思い出して、
そこで寝たのかと納得。
「舞…お前、居残りな」
突然そんなことを言われて
また泣きそうになる。
今度は違う意味で…。
後ろの席で、親友の葵が
クスクス笑っていた。