キミを忘れない
なんであたしの名前を
知っているのか不思議で、
驚いてまた目を見張る。
『今、なんで名前知って
るんだろって思ったでしょ。』
りくはあたしの思っている
ことをズバリと言い当てた。
「なんで…あたしの名前
知ってるの!?」
あたしが聞くと、りくは
クスリと笑って近づいてきた。
「な、なによ!
ていうか、質問に答えて!」
『ぢゃあ俺の質問にも
答えてよ。そうしたら、
舞の質問にも答えるよ。』