キミを忘れない
〔1年前…〕
「舞~!」
あたしの名を呼ぶ愛しい
声のする方向へ振り向く。
「優介!」
あたしがその名を呼ぶと
その人は嬉しそうに
かけよってきた。
優介。
あたしの彼氏。
もう付き合って1年に
なる。
あたしの大好きな人。
優介との出会いは中1。
隣の席になったのが
きっかけだった。
あまり男子と話すことの
ないあたしだったけど、
優介はなぜか気を使う
ことなく素で話せた。
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