キミを忘れない
学校へ着くと、いつもの通り
いろんなところから挨拶の
声がかかる。
「おはよ~♪」
周りの声に応えながら
席についた。
「今日は遅刻ぢゃなかったね。
まーいっ♪」
突然、背後から声をかけられ
て振り向くと、ニコニコと
屈託のない笑顔で、可愛い
女の子が立っていた。
後藤愛羅(ごとう あいら)
同じクラスの女の子。
名前の通り、とても可愛い
子で、名前からして
お嬢様っぽいけど、普通の
家庭の子。
高等部に入ってから仲良く
なったけど、すごく
明るくて良い子だと思う。