キミを忘れない
朝のHRが終わると、
あたしは昨日の屋上での
出来事を葵に話した。
全部話終えると、葵は
首をひねって言った。
「りく、なんて人
この学年にはいないよ??
そもそも、この学校に
そんな人いたっけ…??」
葵が言った言葉に驚く。
だって…
確かにこの学校の制服を
着ていた。
絶対にこの学校の人だと
思ってたのに…
信じられなくて、愛羅にも
聞いてみた。
「あいらっ!!この学年か学校に
りくって名前の人いるっ!?」
すると、愛羅はきょとんと
首を傾げて、しばらく
考え、
「りく、なんて名前の人…
この学校にはいないよ??」
そう言った…。