ね、先生。
保健室の先生に体温計を渡され、熱を測ってると、すごい勢いでドアがスライドした。


 ガラッ~、、、ドンッ!!


あまりにも勢いよく開かれたドアは、壁にぶつかり、さらに大きな音を立てた。



「わ、渡部先生、、?!」


保健室の先生が驚いて、そのドアを開けた主の名前を呼んだ。


「・・あ、すみません、、。」

「もう、、ドア壊れちゃいますよー。
 それにココ保健室ですからねー、もう少しお静かにっ。」

「すみません・・・。あ、、あの、、」

「クスッ。 桜井さんならベッドです。 今、熱測ってます。」

「す、すいません、、、。」


保健室の先生はクスクス笑いながら、渡部先生は何度も謝ってる様子が、カーテンが邪魔で見えてないのに、見ているように分かった。


カーテンの端がそっと動くと、気まずそうな渡部先生の顔が見える。


「・・・大丈夫か?」

「・・・クス。先生、うるさいよ。」

「す、すまんっ、、。」

「フフフ・・・」

「ハハハ、、、」


私達は笑ってから、視線を合わせた。
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