ね、先生。
「・・・あぁ。 ありがとうな、沢田。」

「はい!! いいえ!!」

沢田くんの勢い余った差し出し方に、ちょっと先生も困惑気味にお礼を言ってた。


そんな時、


「沢田に、桜井。 クジ引いて。」


真鍋先輩がクジの箱を持って回ってきた。



 カサカサ・・・


私は箱の中からヒトツ クジを引いた。


 ・・・7。

赤いペンで書かれた文字は、「7」だった。



「葵、何番? オレは3だったけどー。」


先生が私にそう聞いた時、


「えーーーー?! 渡部が3ッ?!」


一人の2年の先輩が反応した。
そして、
私の儚い望みは、すぐに消え去った・・・。

沢田くんが


「桜井さんは・・・? オレは、12。」


と言った時、


「ちょ、、クジの結果は肝試しの時にっ!!!」


真鍋先輩からストップがかかった。
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