ね、先生。
帰り道。
自転車を走らせてると赤信号に引っかかる。


「もう真っ暗だねー。」

「おなか減ったねー。」


そう二人で呟いてると、


「あれ? 桜井と矢部じゃない?」


後ろから声を掛けられる。



後ろを振り向くと、、、


「「せ、先輩?!///」」


美加と私の声がダブる。


「よっ!」


先輩はニコッと微笑んでから、私達に話しかけてきた。


「あぁ、オマエら腹減ってない?」

「えっ?!」

「そこのさファーストフードの店、オレのバイト先なんだ。
 ・・・って言っても、学校のある日はこーやってテニスしてるから週末しか入ってないけどさ。
 どう?腹減ってない? おごるよ。」

「「えぇーーー?!」」


また美加と声がダブる(苦笑)



美加と私は互いに視線を互いの顔へと向けて、少し頷いてから


「「はぃ!行きますっ!!」」


答えた。
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