ね、先生。
少しずつ流れに乗って歩いていくと、神社に近付くにつれ、参道には露店のお店が並び賑やかになっていく。

そして、

大きな鳥居をくぐり、境内へと入っていくと、除夜の鐘が聞え始めた。



「あぁ、もうそんな時間なんだ。」


先生は腕時計で時間を確認してから、


「・・・寒いし、ちょっと温かいのでも飲もうか?並ぶにも戻らないといけないみたいだし、、。」


境内の外で配られていた甘酒を指差した。
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