ね、先生。
2度目の夏。
数日後、1学期の終業式を迎えた。
その日から体育館工事の為に、学校のテニスコートは使用が禁止になった。
部活と称して、近くのテニスコートを有料で場所借りし、集まって練習をすることとなったが、参加費がかかるので、強制ではなかった。私には強制でないことが、とても都合が良かった。
「・・・で、桜井はどうする?部活?」
放課後、私は里美と沢田くんと居た。
「・・・うん。 行かない。」
「あのさ、、。
行きたくないのも分かるけど、行かないと余計に距離が出来てしまうよ?」
里美が不安そうな表情で、私を止める。
「・・・うん。 わかってる・・・でも。」
「・・・。」
私の中途半端な返事に、里美は全てを察したようで、
「剛、アンタは行ってきなさいよね!」
「えっ?!」
「ハイ、ハイ、ハイッ!さぁ~、行った! 行ったぁ!!」
沢田くんを教室から追い出した。
その日から体育館工事の為に、学校のテニスコートは使用が禁止になった。
部活と称して、近くのテニスコートを有料で場所借りし、集まって練習をすることとなったが、参加費がかかるので、強制ではなかった。私には強制でないことが、とても都合が良かった。
「・・・で、桜井はどうする?部活?」
放課後、私は里美と沢田くんと居た。
「・・・うん。 行かない。」
「あのさ、、。
行きたくないのも分かるけど、行かないと余計に距離が出来てしまうよ?」
里美が不安そうな表情で、私を止める。
「・・・うん。 わかってる・・・でも。」
「・・・。」
私の中途半端な返事に、里美は全てを察したようで、
「剛、アンタは行ってきなさいよね!」
「えっ?!」
「ハイ、ハイ、ハイッ!さぁ~、行った! 行ったぁ!!」
沢田くんを教室から追い出した。