ね、先生。
「・・・なんで?」
静かな職員室前の廊下に、私の声は、セミの鳴き声と共に響いた―。
「・・・。」
気まずそうに目を逸らし、答えようとしない先生に私は時計を押し付け、その場を立ち去る。
自転車を勢い良く漕いで、家へと帰った。
悲しいより、悔しくて涙が溢れてた。
何度もシュミレーションして、想像が出来たはずの表情なのに、、、
・・・ショックだった。
ね。
もう、一年前には戻れないのかな?
・・・私たち。