ね、先生。
職員室横に貼られた合格者の紙を見てから、


「・・・何か、信じられないなっ、、。」

「すごいよぉーー。 ホント!!」


里美と一緒に教室へと戻る。




教室のドアを開くと、


「マジだって!
 ちゃんと見たもん!
 間違いないってぇ~~!!」


クラスメイトが騒いでた。


「あれは、渡部と田口だって~!!」



その言葉に固まる私に、


「・・・。」

「・・・葵ッ?」


里美は小声で私の名前を呼んだ。


クラスメイトの話しによると、

昨日。塾の帰りに渡部先生と田口先生が仲良さそうにスーパーに入っていくのを見たということだった―。



「・・・み、見間違いじゃないのっ?」


そう里美が騒いでるクラスメイトへと言った時、


「・・・何してるんだ?
 授業始めるぞ、席についてー。」


渡部先生と田口先生が後ろに立っていた―。
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