ね、先生。
昼休み。

教室に居づらい私を察して、里美が食堂へと誘ってくれた。


お弁当持参の私が先に席を探して確保し、里美は学食を受け取る列に並びに行った。




「相変わらず、すごい列。
 里美大変そう・・・。」


席について里美の様子を見てると、


「オスッ。」


私は肩をポンっと叩かれる。




 ・・・ドキッ。


一瞬、自転車置き場での事を思い出しつつ、ゆっくりと振り向くと


「なーんだ・・・。」

「なーんだとはなんだよっ!」


おぼんを片手に渡部先生が立ってた。


「もう、、私のトキメキ返してーーー」


私が先生に聞えないようにぼやいてると、先生は私の隣のイスをひいた。


「はっ?!
 何やってるん・・」

「何やってるって?
 ココに座るんだよー。バーカッ!」

「・・もう最悪・・・。」


私はお弁当と一緒に頭を抱え込み、テーブルに丸まった。
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