ね、先生。
「葵、食堂行こう~♪」
昼休み、私と里美はいつものように食堂へと向かった。
「じゃ、席キープしておくね。」
私はいつものように、いつもの席へと向かった。
席にお弁当を置いて、またひたすらアタマを働かせる。。。
数分後。
「よ。またこの席かっ。」
そして、いつものように渡部先生が登場。
「あ、、先生。」
「今日は何にするかな~♪」
「先生。
退部届け、放課後までには受理して欲しいんですけど、、、。」
「は?まだ言ってんのっ?葵。」
「生徒会が部費決める前までに、、」
「え? ・・・生徒会?なんで?」
「いや、あの、、もう、、
だから、早く受理してよっ!」
バンッ!!
私は思わず机を叩いた―。
先生は一瞬 目を大きくして、
「何そんなに急いでるかは知らないけどさ、少しオレにも時間をくれよ。」
落ち着いた口調で言った。
「時間無いのは分かったからさ、オレにも時間くれ。」