ね、先生。
 
「あぁ、、なっ。」


先生は落ち着いたままだった。

私はいらついたまま、握りしめてた退部届けを先生へと差し出した。


「・・・。」


先生は自分の腕時計を見て、


「葵、時間あるか?
 ・・・お前と話がしたい。」

「・・・へっ?」

「ここじゃ無理だから、、、第一実践室に行こう。」

「・・・えっ?」

「さ、行くぞ。」


そう言うと階段を駆け下りる先生に、私は慌ててついて行った。
< 76 / 278 >

この作品をシェア

pagetop