ね、先生。
 ・・・ちゃぽん。


私は家に帰ると、お母さんから逃げるようにお風呂へと直行した。
目が腫れてるのを少しでも気付かれないように・・・。


湯船につかりながら、放課後の事を思い出す。


「・・・。///」


そして、少し照れくさくなる。



今まで16年生きてきた中で、もちろん彼氏も、男友達もいた。

だけど、

「守る」なんて、言われたことがなかった・・・。


その言葉は私に誤解を生みそうなくらい、心に残ってて、、、。



「・・・いや、渡部先生だし。ありえない。///」


私は、あの時ドキっとした自分の気持ちを誤魔化すように、湯船の中へとアタマを浸けた。






私はこの日から日記を書き始める。

渡部先生の名前がいっぱいの。

そして、

この日から、私は先生を男性として意識し始めてた・・・。
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