チョコレート・マジック【バレンタイン短編】
そして当日…。

ちゃんと前の日に連絡しているから、あなたは待ち合わせ場所に来てくれるだろうけど。



それでもやっぱり、ドキドキするよ。


いつもなら寒い冬の風も。

少し心地好いかも。


きっと、私の気持ちがあったかくなっているから。


♪〜♪♪♪


ケータイがあなた専用の着メロを鳴らす。


【もうすぐ着くよ。】

なんだかちょっと素っ気ない感じのメール。


照れ隠し、なのかな?


でも、逆に私はドキドキが高まるよ。



「お待たせ!」


私の目の前にあなた。


「来てくれてありがと。はい、よかったら食べてね。」

お礼と少し遠慮ガチな言葉を言って。



手に持っていた紙袋を渡す。


「ありがとう!」

受け取ってくれたあなたは

「うわっ!凄い!手作り?ありがとう!」

すぐに紙袋の中を見て、そして笑顔をくれた。

喜んでくれた!


よかった!


「じゃあ、まぁ寒いし。」

そのまま手を繋いでくれて。


私たちはお出かけ。



あまぁいあまぁいチョコレート。


女のコの“大好き”って甘い気持ちが込められてるチョコレート。



食べたら…

もっともっと二人の仲は甘くなる。



そんな

チョコレート・マジック





【End】
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