2つの愛に…
泣き止んでから隆にすべて話した。
最初は怖かった。隆に話すのが…。
でも、ちゃんと聞いてくれた。

「寝ようか?もう遅いし。」
「うん。」

あたしたちは床に着いた。

「ねぇ…起きてる?」

「ん?何、姆花。」

「本当にあたしベッドで寝ていいの?」

あたしは今、隆のベッドで寝てる。隆は床。

「うん。一応女じゃん…」

「…ねぇ……添い寝して…」
「はっ?」

「一人で寝ると…ちょっと恐くて……」

「分かったよ…」

隆はあたしの隣で添い寝してくれた。安心した。
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